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新入社員の63%「仕事よりもプライベート優先」:過去最高に
マイナビが18年4月入社の新入社員を対象に意識調査を実施。仕事よりもプライベートを優先したいという声が大多数を占めた。
就職情報サイトのマイナビは4月26日、2018年4月入社の新入社員を対象にした意識調査データを発表した。仕事よりもプライベートを優先したいという意見が約63%と過去最高だった。
同調査はマイナビが提供する新入社員研修サービスに参加した企業の2639人(男性1626人、女性996人)を対象に実施。仕事とプライベートのどちらを優先したいかという質問に対して、「プライベート優先の生活を送りたい(“どちらかといえば”含む、以下同)」という回答が63.2%で過去最高を更新した。プライベートと仕事の優先順位は15年に逆転し、今年は26.5ポイントの差が開いた。
社会人生活への期待については「期待している」が74.1%、仕事を通じて叶えたい夢に関しては「ある」が71.8%となった。これらはともに12年の調査開始から減少傾向だったが、増加に転じた。今年の新入社員は就職活動のスケジュールが前年と変わらず、売り手市場も進んでいるため、不安要素の少ない世代だという。
給与面についてはどうか。30歳時点での理想の年収について、トップが「500万円台」(22.4%)で、「400万円台」(21.3%)、「600万円台」(16.5%)、「300万円台」(11.3%)と続いた。総じて理想の年収は前年よりも上昇した。
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