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Rippleが世界の有名大学に5000万ドル投資:アジアからは韓国とインドの大学
国際送金システムなどの研究開発を手掛ける米Rippleは6月4日、マサチューセッツ工科大学(MIT)を含む有名大学17校に総額5000万ドルを投資し、大学におけるブロックチェーンと仮想通貨、電子決済の研究開発などを支援すると発表した。
国際送金システムなどの研究開発を手掛ける米Rippleは6月4日、マサチューセッツ工科大学(MIT)を含む有名大学17校に総額5000万ドルを投資し、大学におけるブロックチェーン(分散型取引台帳)と仮想通貨、電子決済の研究開発などを支援すると発表した。
プロジェクト名は「University Blockchain Research Initiative(UBRI)」。同プログラムに参加する大学はMITやカリフォルニア大学(バークレイ校)、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)など、世界トップクラスの有名大学17校。アジアからは韓国の高麗大学やインドのインド工科大学などが参加する。日本の大学はなかった。
どの分野の研究を進めるのかなどについては大学側で決めることができる。同プログラムで得る研究結果が結果的に同社の技術や仮想通貨「リップル」を発展させることもあるだろうが、それは必須条件ではないとした。
同プログラムでは同社と大学が共同して研究開発に取り組むことのほか、ブロックチェーンや仮想通貨、その他フィンテック関連のトピックなどを網羅したカリキュラムの創設なども予定している。
なお、投資金5000万ドルは仮想通貨ではなくドルでの支給となる。
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