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日産が22年までにCO2排出量4割削減へ EVの販売増加で対応:ESG分野の活動目標を提示(3/3 ページ)
日産自動車は2022年度までに新車1台当たりのCO2の排出量を、00年度比で4割削減すると発表した。電気自動車などの販売を増やして対応する。工場などの生産活動で発生するCO2も、05年度と比べて3割減らし、企業全体の環境対策を強化する。
無視覚検査問題の反省 内部通報制度の強化
17年には無資格検査問題が発生し、注目を浴びる「ガバナンス」の分野では、「職場における日常的な法令順守の徹底」、「社内の専門部署による仕組みの整備とモニタリング」、「内部統制全般の状況を監査する機能の構築」の3つの面から強化する。北米、中国、アジア・オセアニアなど各地域の拠点に、独立した専任のコンプライアンス・オフィサーも設置し、グローバルな体制を強化していくとした。
さらに、内部通報制度である「スピークアップ」を通じ、企業倫理やコンプライアンスについての報告内容を精査し、対応していくという。このスピークアップという制度は、匿名性確保のため第三者機関が運営している。また、外部からの監視を強める狙いから、新たに2人の独立社外取締役を選任。取締役会における独立社外取締役の数を全体の3分の1にする。
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