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Twitterで次に何が炎上するか当たる!? SNS上の話題を「未来予測」:ネット分析会社が研究開始(1/2 ページ)
ネット情報の分析会社が「SNS上で何が今後、話題になるか」の研究を始めた。SNSのユーザーがある情報について「共有・拡散したか」というデータを元に分析、企業の炎上対策にもつなげる。
Twitterを眺めていて思いもよらぬ人や商品、あるいは一見意味不明な単語が話題になっていて困惑したことはないだろうか。テレビで芸能人が勧めた商品にみんなが飛びつくくらいなら分かる。しかし、SNS上では「なぜそれが今話題なの?」と感じてしまう話題も多い。
企業がマーケティングにSNSを活用するのが当たり前になった時代。「次にどのトレンドが話題になるか」、あるいは「何が炎上するか」は企業にとって重要な情報だ。しかし、人心は移ろいやすいもの。果たして「未来の話題」とは予測できるのだろうか。あるデータ分析会社が研究を始めた。
SNSで「今後拡散される」話題を予測
研究を始めたのは、ネット情報のモニタリングや分析を手掛けるワイズワークスプロジェクト(東京都中央区)。6月11日、「SNSエンゲージメント分析による情報分析研究」のスタートを発表した。
研究ではTwitterなどのSNS上で、あるテーマが将来どれくらい話題になっていくのかを予測。あるいは、2〜3週間後にどんなテーマが話題になっているのかなども予測する。SNS上で何が話題かを分析する企業は多いが、詳細な「予測」まで踏み込んだ例はあまりないという。
同社はもともと、顧客企業がネット上に出した広告やプレスリリースなどの情報がSNS上でどれだけ反響があったかを収集・分析してきた。企業のネット上でのアピール戦略に役立てるためだ。
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