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俳優・小出恵介の個人事務所「夕顔」が特別清算 アミューズに債務1000万円支払い:活動休止から1年
俳優・小出恵介さんの個人事務所「夕顔」が東京地裁から特別清算の協定案認可を受けた。かつての所属事務所アミューズに1000万円を支払うことで、残債権の支払いが免除されるという。夕顔は過去に小出さん本人が代表取締役を務めていた。
東京商工リサーチによると、俳優・小出恵介さんの個人事務所「夕顔」(東京都港区)が6月1日、東京地裁から特別清算の協定案認可を受けた。
負債総額は5億3305万円で、債権者は小出さんが所属していた芸能事務所のアミューズ。協定により、夕顔はアミューズに1000万円を支払うことで、残債権の支払いが免除されるという。アミューズ側は、回収不能債権を2018年3月期に引当金として全額計上済みとしている。
週刊誌の報道で活動休止
小出さんは2003年に俳優デビュー。「パッチギ!」「恋空」「ごくせん THE MOVIE」などの話題作に出演し、高い人気を誇っていたが、17年6月に週刊誌「FRIDAY」に未成年の女性と飲酒し、不適切な行為に及んだ旨を報じられ、活動を無期限休止していた。
小出さんはその後不起訴処分となったが、アミューズは18年6月4日付で専属契約を終了すると発表。小出さんは個人で活動を続けるとしていた。
ニュースサイト「デイリー新潮」の報道によると、夕顔はいわゆる“節税会社”。事件前は小出さんがアミューズからの給料をいったん夕顔の収入として計上し、そこから給料を得ることで課税対象所得を減らしていたという。
当初は小出さんの親族が代表取締役を務めていたが、事件を機に小出さん本人に交代し、親族の名が世間に広まることを防いだとしている。
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