ニュース
大阪府北部で震度6弱の地震 NTT東西と携帯キャリアが「伝言板」開設:音声・テキストで安否確認
近畿地方で地震が発生。これを受け、NTT東西と携帯キャリア3社が「伝言サービス」を開設。音声やテキストで安否を確認できる。
6月18日、大阪府北部を震源地とする地震が発生。大阪府北部では震度6弱、京都府南部などでは震度5強を観測した。NTT東西地域会社はこれを受け、親族や知人に安否や伝言を伝えられるサービス「災害伝言ダイヤル(171)」「災害用伝言板(web171)」の提供を始めた。
音声通話やインターネットを活用した伝言サービスで、災害発生時に安否を気遣う連絡が殺到し、通信がつながりにくくなることを防ぐ。
災害伝言ダイヤルは、「171」に電話をかけ、ガイダンスに従って必要情報を入力すると「全員無事です。小学校に避難しています」などのメッセージを吹き込んだり、再生したりできる。
災害用伝言板は、PCやスマートフォンなどで伝言板サイトにアクセスし、電話番号を入力すると「無事です」「自宅にいます」「避難所にいます」など100文字以内のテキスト情報を登録したり、閲覧したりできる。
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手携帯電話事業者(キャリア)3社も、携帯電話でユーザー自身の安否情報を伝えられる「災害用伝言板(テキスト)」「災害用音声お届けサービス(音声)」の提供を始めている。
関連記事
- 競合ひしめく「AIエージェント」にあえて挑戦、なぜ? ドコモに聞く
NTTドコモが5月末、AIを活用した音声対話サービス「my daiz」をリリースした。Apple、Amazon、Googleなどの競合がひしめくこの分野にあえて参入したのはなぜか。開発担当者に話を聞いた。 - キャリア参入まであと1年半の楽天、MVNOの「長期優遇策」強化のワケ
楽天が、MVNO「楽天モバイル」の長期契約者優遇プランを強化すると発表。キャリア参入があと1年半に迫る中で、この施策を打つ理由とは――。責任者が会見を開き、考えを語った。 - 草津白根山の噴火の瞬間、Webカメラがとらえる 噴石・降灰に注意
群馬県の草津白根山で噴火が発生。気象庁は午前11時50分に噴火警戒レベルを「3(入山規制)」とし、注意を呼びかけている。雪崩の影響で死者も発生したという。 - 旧耐震基準の「危ないビル」都が発表 「紀伊國屋ビル」も該当
東京都都市整備局が、1981年以前の「旧耐震基準」に準拠して建設された建造物の耐震性調査結果を発表。紀伊國屋書店 新宿店が入居する「紀伊國屋ビル」など156棟が震度6以上で倒壊する恐れがあることが判明。同局は改修工事を呼び掛けていく方針だ。 - 「ホテルオークラ東京」を建て替えなくてはならない本当の理由
「ホテルオークラ東京」の本館が建て替えのために閉館した。海外メディアから「日本的モダニズム建築を守ろう」という動きがあったが、あっさりと工事に着手。その理由は……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.