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VW、「ゴルフ」「シロッコ」など10万台リコール ライトが点灯しない恐れ:ヒューズ内で接触不良に
VW日本法人が、乗用車「ゴルフ 1.4」「シロッコ 1.4」など30車種10万1446台をリコール。灯火装置に不具合があり、ヘッドライトなどが点灯しなくなる危険性があるため。事故は起きていないという。
フォルクスワーゲングループジャパンは6月20日、乗用車「ゴルフ 1.4」「シロッコ 1.4」など30車種10万1446台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。灯火装置に不具合があり、ヘッドライトなどが点灯しなくなる危険性があるという。
対象は2008〜12年に輸入されたもの。これまでに不具合は1196件報告されているが、事故は起きていないという。
灯火装置用のヒューズ端子部のコーティング材に不適切なものを使用した影響で、車体の振動などで端子に傷がついた場合、加熱時に非電導物質(酸化亜鉛)が生成されて接触不良が起きる恐れがあるとしている。
接触不良が起きた場合は、ヘッドライト、フォグランプ、スモールランプ、ナンバー灯、テールライト、ブレーキランプ、方向指示器――など10種類の一部または複数が点灯しなくなるという。接触不良が進行すると、熱の影響でヒューズホルダーが破損する恐れもあるとしている。
同社は今後、対象とする全車両のヒューズを対策品と交換する。ヒューズホルダーが破損している場合は新品と交換する。
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