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JR東、在来線・E2系新幹線の防犯カメラ拡充へ 安全性高める:今夏から約1万車両に
JR東が、在来線と東北・上越新幹線の一部車両に防犯カメラを設置すると発表。計1万1000車両が対象。今夏以降に順次設置する予定。
JR東日本は7月3日、乗客のさらなる安全性向上を図るため、首都圏を走行する在来線と東北・上越新幹線の一部車両に防犯カメラを設置すると発表した。計1万1000車両を対象に、今夏以降に順次設置する予定。
対象となる在来線車両は、通勤・近郊形の「209系」(中央・総武線、川越線など)、「E231系」(山手線、東海道線など)、「E233系」(中央快速線、京浜東北線など)と、特急車両の「651系」(あかぎ、草津)、「E257系」(あずさ、かいじ)――など。
カメラ付きのLED蛍光灯などを1両当たり8カ所(グリーン車は6カ所)、昇降ドア付近に装着する予定。両タイプ合計で8300車両の客室、2500車両の乗務員室に導入する。今夏の設置開始を見込む。
新幹線は「E2系」(はやて、やまびこ、なすの、とき、たにがわ)など約200車両に設置する。デッキの上部と客室など、1両当たり3カ所に導入する。今冬の設置開始を見込む。
防犯カメラが撮影した映像は、関係法令や社内規定に基づいて厳正に管理するという。カメラを設置する車両には、その旨を記したステッカーを掲出し、乗客に周知する方針だ。
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