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社内の人間が「褒め合う」には、どうすればいいのか:社内報を活用せよ(2/4 ページ)
「部下を褒めることは、恥ずかしいのでできない」といった上司もいるはず。とはいっても、ダメ出しばかりでは、社内の雰囲気は悪くなるばかり。どうしたら抵抗感なく、褒めることができるのだろうか。
営業マンは号泣し、その姿を見た他の社員も泣く
2018年度 1Q ◯◯部門MVP 本田圭祐殿
あなたは2018年度1Qにおいて、優秀な営業成績をおさめましたので、ここに表彰します。
圭祐らしい、顧客に入り込んだ提案が目立った1Qでした。大手出版社I社さまからは、前年比1.5倍の年間4500万円の取引に成功しました。先方からの期待は高く、ついには出入り禁止をくらい苦戦しながらも、ウチの西野部長を同行させるなどして、丁寧に信頼構築を図りました。
また、深く課題をヒアリングし、多数の部署に訪問して提案を練り上げるなど、この商談は他の営業担当者にとっても、見本となるものといえます。ここで生み出された企画は、今後、業界内外で展開の可能性がある、新しい価値を創造した案件だと言えるでしょう。
他にも、このたび上場したM社さまから、年間2000万円の新規受注がありました。この案件は、業界とM社の動きを常にウォッチしていた、圭祐ならではの受注です。
結果として今Qは売り上げ1億2500万円、達成率157%という好成績をおさめました。先輩たちからは「圭祐、半端ねえって」という声が巻き起こり、早くも次期マネジャー候補とのうわさもあるようですね。
プライベートでは、学生時代のインターンシップのころから交際していた同期と入籍。なんと、お腹には赤ちゃんもいるというハットトリックぶりです。
この調子で、今後も事業部を、いや、ウチの会社を、業界を引っ張っていってください。
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