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国内銀行の平均年収ランキング ベスト&ワースト10行は……?大手と地銀の“年収格差”広がる

国内の銀行の平均年収を調査した結果を、東京商工リサーチが発表。ベスト&ワースト10行は……?

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 国内の銀行のうち、最も平均年収が高いのは? 平均年収・平均年齢・従業員数を公表している91行を東京商工リサーチが調査したところ、首位は5年連続で三井住友銀行の810万5000円だった。2位はスルガ銀の800万8000円、3位は東京スター銀の796万4000円だった。

 4位以下はあおぞら銀(791万3000円)、新生銀(775万6000円)、三菱UFJ銀(773万3000円)、静岡銀(754万円)、みずほ銀(738万円)、千葉銀(725万6000円)、阿波銀(713万1000円)――と続いた。主要4行の中で唯一トップ10に入らなかったりそな銀は、658万円で22位だった。

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メガバンクが上位にランクイン(=画像はイメージです)

 上位10行のうち、前年から平均年収が伸びたのはあおぞら銀と新生銀の2行のみ。トップの三井住友銀(5万9000円減)をはじめ、残る8行の平均年収は前年を下回っていた。全体では、91行中70行の平均給与が前年を割り込んでいた。

 東京商工リサーチは「年収が伸びた2行は、若年層の退職者を抑えて人手を確保するため、若年層への待遇改善を進めている。これが平均給与の伸びにつながっている」と分析する。

 平均年収が下がった銀行については「日本銀行のマイナス金利政策の影響で金融機関の収益が悪化した。さらに残業などの時間外手当の削減が拍車を掛け、従業員の年収が伸び悩んでいる」という。

ワースト10行は……?

 では、最も平均年収が低い銀行は? 調査によると、最下位(91位)は島根銀行の441万7000円だった。

 90〜82位は福邦銀(443万5000円)、豊和銀(459万5000円)、佐賀共栄銀(466万2000円)、但馬銀(471万5000円)、大東銀(475万6000円)、宮崎太陽銀(477万7000円)、福島銀(484万1000円)、鳥取銀(485万3000円)、沖縄海邦銀(489万7000円)――となり、下位10行は全て地銀・第二地銀が占めていた。

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銀行の平均年収ランキング ベスト&ワースト10行(=東京商工リサーチ 情報本部 情報部作成)

 業態別の平均年収は、大手行が757万8000円、地銀が623万9000円、第二地銀が554万2000円。大手行との年収の差を前年と比べると、地銀は7万円、第二地銀は1万3000円拡大していた。

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