結婚相手の勤務先として望む会社は? 与信管理を手掛けるリスクモンスターの調査によると、1位は国家公務員(13.6%)だった。2位は地方公務員(12.7%)。同社は「公務員の安定した人気がうかがえる」とみる。
3位はトヨタ自動車(8.1%)、4位は全日本空輸(ANA、5.6%)、5位はGoogle(4.5%)。以下、パナソニック(4.4%)、伊藤忠商事(4.2%)、楽天(3.6%)、任天堂・三菱商事(ともに3.5%)――と続いた。
2017年の調査から大きく順位を上げたのは、楽天(22位→8位)、タニタ(30位→12位)、アマゾンジャパン(48位→15位)など。一方、三菱UFJ銀行(8位→19位)、東日本旅客鉄道(JR東日本、13位→25位)、三井住友銀行(19位→27位)などがランクダウンしていた。
男女別でも「公務員」が人気
男女別にみると、男性が女性に望む勤務先は地方公務員(10.2%)、国家公務員(9.3%)、トヨタ自動車(5.4%)、ANA(4.3%)、任天堂(3.6%)がトップ5を占めた。
女性が男性に望む勤務先は国家公務員(17.4%)、地方公務員(15.0%)、トヨタ自動車(10.4%)、ANA(6.8%)、伊藤忠商事・パナソニック(ともに6.0%)がトップ5に入った。
大切なのは「給与」
結婚相手の勤務先として重視するポイントは「給与額」(47.1%)がトップ。2位は「社員を大切にする」(34.7%)、3位は「福利厚生」(34.3%)だった。「勤務地」(27.5%)、「子育て支援」(18.0%)などの声もあった。「研修制度」(3.5%)、「ノルマ」(3.1%)などの回答率は低かった。
経営者は「自社の価値」を高めるべき
リスクモンスターは「自社が『ここに勤めている人と結婚したい』と思われるような会社になれば、社員が良縁に恵まれ幸せな家庭を築けるだけでなく、業務により精が出て業績向上に寄与するかもしれない。経営者は自社の価値を高める努力をすべきだ」と結論付けている。
調査は3月23〜27日にかけて、20〜59歳の男女を対象にインターネット上で実施。942サンプルの有効回答を得た。
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