コックピットを再現した「飛行機カラオケルーム」 パイロット・CA気分を体験:「搭乗開始のご案内」が人気(1/3 ページ)
パイロットのコックピットでのやりとりや、キャビンクルーの機内アナウンスなどが収録されている「飛行機カラオケ」の世界に浸れる「飛行機カラオケルーム」がオープン。コックピットのレプリカを設置し、航空ファンや子どもたちに航空業界に触れてもらう。
「テイク・オフ!」「ご搭乗の皆さま」「ただいま新千歳空港に着陸いたしました」――。パイロットのコックピットでのやりとりや、キャビンクルーの機内アナウンスなどが収録されている「飛行機カラオケ」の世界に浸れる「飛行機カラオケルーム」が8月1日、JOYSOUND品川港南口店(東京都港区)にオープンした。航空ファンや子どもたちに航空業界の仕事に触れてもらう機会を提供。多様なコンテンツを展開してカラオケ店の客層を広げる。
コックピットのレプリカを設置
飛行機カラオケは、JOYSOUNDを展開するエクシングがジェットスター・ジャパンと協力して制作。実際に使われている「エアバスA320」の機体を使用して映像を撮影した。コックピットでの機長と副操縦士のやりとりや、キャビンクルーの搭乗時・着陸時のアナウンス、グランドスタッフの搭乗開始案内など、全7種類を配信している。
4月に飛行機カラオケの配信を開始したところ、「搭乗開始のご案内」がJOYSOUNDの全28万曲の中で毎月上位3%に入るほど好評だという。エクシング商品企画部の伊藤久美子氏は「聞いたことがあるアナウンスで、挑戦しやすいのでは」と話す。
飛行機カラオケルームには、飛行機カラオケの世界に入り込めるような設備を仕掛けた。エアバス機のコックピット内にあるサイドスティックとコントローラーのレプリカを設置。パイロットの帽子やシートベルト、キャビンクルー用マイクも使用できる。
また、室内の壁3面にプロジェクターで映像を投影。左右には機内から見た窓の映像、コックピット席の正面にはカラオケ映像が流れる仕組みだ。
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