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日経新聞社とピースオブケイクが資本・業務提携 「note」で情報発信へ:若手社会人の支持獲得が狙い
日本経済新聞社と「note」を運営元のピースオブケイクが資本・業務提携。日経は約3億円を出資した。コンテンツ配信、ユーザー開拓、サービスの共同開発などの面で協力する。
日本経済新聞社は8月3日、個人がコンテンツを作成・販売できるWebサービス「note」を運営するピースオブケイク(東京都渋谷区)と7月30日付で資本・業務提携したと発表した。今後はコンテンツ配信、ユーザー開拓、新サービスの共同開発などの面で協力していくという。
ピースオブケイクが7月に実施した総額約4億円の第三者割当増資を日本ベンチャーキャピタル、新潟ベンチャーキャピタルとともに引き受けた。日経の出資額は約3億円。経営面では、日経の渡辺洋之常務取締役がピースオブケイクの社外取締役に就任済みという。
ピースオブケイクは2011年創業。14年にスタートした「note」はブログやSNSと同様、個人が文章・写真・イラストなどを投稿できるサービス。各コンテンツは無料で公開できるが、規定の範囲内で値段を設定し、販売することも可能だ。現在は月間600万人超が閲覧しているという。
若手ビジネスパーソンの支持獲得が狙いで、日経は今後、制作したコンテンツを「note」上で配信するなど独自のサービスを展開する。「note」上の発信者を日経が運営するメディアやイベントで起用する計画もあるという。
日経は「両社の強みを生かして、ビジネス分野のコンテンツやリーダー育成を発展・進化させていく」とコメントしている。
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