「仕事のやりがい」を感じるのはどんな時? 9000人に聞いた結果は……?:暖かい言葉がやる気につながる
ビジネスパーソンは、どんな時に「仕事のやりがい」を感じる?――エン・ジャパン調べ。
ビジネスパーソンはどんな時に「仕事のやりがい」を感じる? 人材会社エン・ジャパンが約9000人に意見を聞いた結果、1位は「お礼や感謝の言葉をもらう」(62%)だった。「顧客からのクレームに迅速な対応をしたところ、逆にほめられた。会社からもよい評価をもらってうれしかった」などの体験談が挙がった。
やりがいを感じる瞬間の2位は「仕事の成果を認められる」(56%)。「教育関係で働いているが、言うことを聞かなかった生徒が指導を聞いてくれた時にやりがいを実感する」「ブライダルスタイリストをしているが、お客さまがオススメしたドレスを採用してくれると認めてもらえたと感じる」といった意見が出た。
3位は「目標を達成する」。「アパレル販売員をしていた頃、お客さまへの勧めかたのコツをつかみ、売上ノルマを達成できるようになった」「苦労して数字目標を達成すると、自分の存在意義を感じられる」などのエピソードが集まった。
4位以下は、「仕事をやり遂げる」(46%)、「自分の成長を感じる」(同)、「興味のある仕事をする」(36%)、「社会に貢献する実感を持てる」(28%)、「尊敬する人と一緒に働く」(27%)――と続いた。
やりがいを感じるための工夫は?
では、仕事のパフォーマンスを上げてやりがいを感じるために、働く人はどんな工夫をしているのか? 調査によると、トップは「人間関係を良くする」(49%)。2位は「いろいろな人と関わりを持つ」(48%)、3位は「物事をポジティブに捉える」(42%)。
「進め方にゲーム性を持たせる」(17%)、「圧倒的な量の仕事に取り組む」(15%)との答えもみられた。
回答者からは、「多くの人と関わりを持つと、自分にない考え方や受け答えのレパートリーなどが増え、仕事が楽しくなる」「知らないことを知っている人に聞くと仕事を早く進められる」など、コミュニケーション面の工夫に取り組んでいるとの声が多く挙がった。
調査は6月27日〜7月29日にかけてWeb上で実施。同社の転職サービス「エン転職」に登録している9297人のビジネスパーソンを対象に実施した。
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