「上場企業の平均年収」ランキング ベスト&ワースト10社は……?:スタートトゥデイが年収大幅減
上場企業の中で、最も平均年収が高い企業・低い企業は?――東京商工リサーチ調べ。
上場企業の中で、最も平均年収が高い企業は? 東京商工リサーチが2018年3月期決算発表時点での全証券取引所の上場企業1893社を調査した結果、1位は三菱商事の1540万9000円だった。2位は伊藤忠商事(1460万9000円)、3位は三井物産(1419万9000円)だった。
4位以下は不動産業の日本商業開発(1368万5000円)、ファナック(1347万4000円)、丸紅(1322万円)、日本M&Aセンター(1319万5000円)、住友商事(1304万1000円)、金融・保険業のジャフコ(1246万1000円)、三菱地所(1229万円)――と続き、5大商社が全てトップ10にランクインした。
上場企業の平均年収 ワースト10社は?
では、最も平均年収が低い上場企業は? 調査によると、最下位(1893位)は埼玉県の小売業「バナーズ」の284万円だった。
1892位〜1888位はベリテ(神奈川県/小売業)の294万1000円、北日本紡績(石川県/製造業)の305万円、ショクブン(愛知県/小売業)の305万1000円、光ハイツ・ヴェラス(北海道/サービス業)の309万8000円、日本パレットプール(大阪府/サービス業)の318万9000円。地方のサービス業や小売業が多かった。
1887位〜1884位は日本製麻(兵庫県/卸売業)の324万5000円、田谷(東京都/サービス業)の325万2000円、太平洋興発(東京都/卸売業)の326万5000円、秋川牧園(山口県/農林)の332万円という結果だった。
平均年収の「減少率」 スタートトゥデイが7位に
前年からの平均年収の増加率が最も高かった企業は日本商業開発(+39.6%/388万円増)。増加幅の2位は、不動産業のプロスペクト(+37.3%/248万4000円増)。3位はタカラトミー(+31.2%/218万円増)。
平均年収の減少率が最も高かった企業は、小売業の夢みつけ隊(−33.4%/188万8000円減)だった。減少幅の2位は、サービス業の燦キャピタルマネージメント(−18.6%/85万4000円減)、3位は製造業の大伸化学(−17.7%/93万8000円減)だった。
減少率の7位には、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイが入った。同社の平均年収は前年から11.5%(67万9000円)下がっていたが、減少理由は開示していないという。
市場別の平均年収は、東証1部が665万5000円で最多。2位は東証マザーズ(601万1000円)、3位は東証2部(557万6000円)だった。札証、名証、福証など地方の上場企業の平均年収は535万3000円で、東証1部と地方上場の差は130万2000円だった。
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