ニュース
ドンキHD、渋谷・道玄坂に地上120メートルのビル建設へ:店舗・事務所・ホテルが入居
ドンキホーテHDが、東京・渋谷区に高さ約120メートルの高層ビルを建設する。地域全体の発展と活性化が狙いで、ホテルや店舗、事務所などが入居する。22年4月に竣工する予定。
ドンキホーテホールディングス(HD)は8月13日、東京・渋谷区に高さ約120メートルの高層ビルを建設する計画を明らかにした。渋谷エリア全体の発展と活性化が狙いで、ホテルや店舗、事務所などが入居する。区画整理を2018年9月、新築工事を19年1月に開始し、22年4月に竣工する予定。
計画名は「(仮称)渋谷区道玄坂二丁目開発計画」。高層ビルは「文化村通り」に面した5737.5平方メートルの敷地に建設する。地上28階・地下1階建てで、延べ床面積は4万950平方メートルを見込む。
内部には、1〜3階に店舗、4〜10階に事務所、11〜26階はホテルが入居する予定。ホテルの11〜12階は、災害時に帰宅困難者受け入れスペースとして活用する方針で、防災備蓄倉庫も設ける予定。
各種施設の入居により、渋谷で暮らす人、渋谷で働く人、渋谷を訪れる人の3者にメリットを提供するとしている。また、駅周辺に建設し、敷地内に動線を設けることで、来訪者の町全体の回遊を促進するとしている。
建設に当たっては、行き止まり通路や、老朽化した建物を一部撤去する計画もあるという。これにより、敷地周辺に生じていた(1)大規模な空閑地が生じている点、(2)耐震性の低い建物が建設されている点、(3)道路に行き止まりが生じている点、(4)壁面が老朽化している点、(5)ごみの不法投棄が起きている点――などの課題も解消できるとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
旧耐震基準の「危ないビル」都が発表 「紀伊國屋ビル」も該当
東京都都市整備局が、1981年以前の「旧耐震基準」に準拠して建設された建造物の耐震性調査結果を発表。紀伊國屋書店 新宿店が入居する「紀伊國屋ビル」など156棟が震度6以上で倒壊する恐れがあることが判明。同局は改修工事を呼び掛けていく方針だ。
ドンキの圧縮陳列とPOP洪水を生み出した「泥棒市場」
「権限移譲」「圧縮陳列」「POP洪水」「迷路」――ドンキの強さを表すキーワードはいくつかあるが、これらはどのようにして誕生したのだろうか。創業者である安田隆夫氏の自伝からドンキの“源流”を読み解いていく。
パルコ、川崎駅前に新商業施設「川崎ゼロゲート」開業へ 19年秋
パルコが2019年初秋をめどに、川崎市に新たな商業施設「川崎ゼロゲート(仮称)」をオープンする。JR川崎駅前に建設中のビルを1棟借りする予定だが、テナント構成などは未定。ビルの外壁に計約100メートルのガラスを使用し、ガラス張りとする計画。
狙いは肉食系男子? 「ドンキ化」したファミマに行ってみた
ドンキのノウハウを注入したファミマの実験店舗がオープンした。商品の品ぞろえや陳列方法はこれまでのファミマからは想像もできないものだった。オープン当日の様子をルポ形式でお届けする。
どこが魅力なの? 知られざる「風呂なし」物件の世界
銭湯が減っているなかで、「風呂なし物件」を見直す動きが出ている。風呂なし物件といえば、古い、汚い、くさいといったマイナスイメージをもつ人が多いかもしれないが、実際はどのような感じなのか。専門家に話を聞いたところ……。



