JT、たばこ150銘柄を10〜100円値上げ 「プルーム・テック」「メビウス」など対象:増税に合わせて10月1日から(1/2 ページ)
JTが10月1日から、たばこ150銘柄を10〜100円程度値上げする。増税を踏まえたもので、「プルーム・テック」や紙巻きたばこの「メビウス」などが対象となる。
日本たばこ産業(JT)は10月1日から、紙巻きたばこ122銘柄と加熱式たばこ「プルーム・テック」7銘柄を含む計150銘柄を10〜100円程度値上げする。同日に施行されるたばこ税の増税を踏まえたもので、「コスト削減のみで品質・ブランド価値を維持するのが困難になったため」と説明している。
値上げは財務省による認可が前提。対象となる紙巻きたばこは、「ナチュラル アメリカン スピリット」(480円→520円)、「セブンスター」「ピース(20本入り)」(ともに460円→500円)、「メビウス」(440円→480円)、「キャメル」(380円→400円)――など。
プルーム・テックの銘柄は、「メビウス・ミックス・グリーン・クーラー・フォー・プルーム・テック」「メビウス・レギュラー・フォー・プルーム・テック」などが460円から490円に値上げされる。
このほか、葉巻1銘柄、パイプたばこ3銘柄、刻みたばこ3銘柄、嗅ぎたばこ14銘柄が値上げの対象となる。
主な銘柄は、葉巻は「ピース・リトルシガー」(500円→540円)、パイプたばこは「ナチュラル アメリカン スピリット オーガニックブレンド ターコイズ」(1160円→1240円)、刻みたばこは「こいき」(380円→470円)、嗅ぎたばこは「ゼロスタイル・スヌース・バニラ 」(490円→500円)――など。
新税制では、紙巻きたばこを2018年、20年、21年に1本当たり1円ずつ値上げするほか、加熱式たばこの税率を今後5年間で段階的に引き上げ、紙巻きたばこの7〜8割程度まで高めることが定められている。
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