「満員電車ってどんな感じ?」 吉祥寺を「住みたい田舎」1位・鳥取市が“挑発”:「住みたい街」にメッセージ
「満員電車ってどんな感じですか? こちらでは人と人との間が広すぎて……」「船通勤の私は、電車通勤、憧れます」──こんなポスターが東京の京王井の頭線・吉祥寺駅(東京都武蔵野市)に8月27日から掲載されている。
「満員電車ってどんな感じですか? こちらでは人と人との間が広すぎて……」「船通勤の私は、電車通勤、憧れます」──こんなポスターが東京の京王井の頭線・吉祥寺駅(東京都武蔵野市)に8月27日から掲載されている。
実はこれ、「住みたい田舎」ランキングで総合1位を獲得した鳥取市からの、「住みたい街」ランキング上位の常連、吉祥寺への“挑発メッセージ”。同市の田舎暮らし体験プログラムをPRするのが狙いだ。
ポスターは18種類。鳥取市内の風景や人とともに「動物カフェに飽きたら、おばあかふぇはいかが」「待機児童ゼロなので待機ストレスもゼロ」といったフレーズで同市の暮らしやすさと魅力をアピールしている。
鳥取市は、「田舎暮らしの本」(宝島社)で2017年版「住みたい田舎」ランキング総合部門で1位を獲得。都内の「住みたい街」ランキング常連の吉祥寺の住人に興味をもってほしいという思いから、1週間掲出する。
田舎暮らし体験プログラム「すごい!鳥取市ワーホリ!」は今年で3年目。2泊3日の体験ツアーで、地元での暮らしを体験できるプログラム「わたし巫女になる!リアルみそぎプラン」や狩猟体験ができる「ハンター×ハンター×ハンター!プラン」などを企画し、10月から12月にかけて実施する。
今回は鳥取市のほか、周辺6町(鳥取県岩美町・若桜町・智頭町・八頭町、兵庫県香美町・新温泉町)に対象エリアを拡大。「ブラザー&シスター」と呼ばれる地元の住人とメッセンジャーで気軽に相談できる仕組みも設け、地元での暮らしの理解を深める体制を整えた。
募集人数は5組15人(1組最大3人)。往復で鳥取空港発着の航空機を利用する場合、1人当たり3万円を支援する。応募は8月27日から11月2日まで、特設サイトで受け付ける。
田舎暮らしの体験だけではなく、実際の住人との交流を通して田舎の魅力をアピールするという。
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