アルバイトで身に付く「ビジネススキル」は何がある? 経験者に聞く:対話・PCスキルが上位に
アルバイト通じて、どんなビジネススキルが身に付くのか――エン・ジャパン調べ。
アルバイト経験がある人のうち、「ビジネスで役立つスキルが身に付いた」と考えている人は79%――。人材サービスのエン・ジャパンの調査でこんな結果が出た。具体的なスキルは「コミュニケーション能力」(58%)、「販売・接客力」(51%)、「ビジネスマナー」(41%)などが挙がった。
「電話対応能力」(29%)、「タスク管理能力」(14%)、「データ集計能力」(11%)、「資料作成能力」(同)などが身に付いたという人も多かった。
仕事だけでなくプライベートに生かせるスキルを体得した人も一定数存在し、「アパレルで服のたたみ方を覚えたので、洗濯が楽しい」「祖母の介護が必要になった時に、介護のアルバイト経験が役立った」――などの意見があった。
スキル獲得につながった職種は「販売・サービス・営業系」が61%で最多。以下、「事務・オフィスワーク系」(28%)、「軽作業、警備、イベント系」(16%)、「医療・介護・福祉系」(11%)、「調査・教育系」(9%)、「技術系」(5%)と続いた。
現在もアルバイトをしている人に、今後身に付けたいスキルを聞いたところ、最多は「データ集計能力」の35%。2位は「コミュニケーション能力」(34%)、3位は「資料作成能力」(30%)だった。「英会話能力」(21%)、「動画の編集能力」(15%)などの答えもあった。
一連のスキルを身に付けた後に実現したいことは、「就職・転職」が42%でトップ。「新しい職種への挑戦」(36%)、「自己成長」(35%)「今の仕事のレベルアップ」(22%)などの回答も多かった。
調査は2018年6月26日〜7月23日にかけて、同社のアルバイト求人サービス「エンバイト」のユーザーを対象にインターネット上で実施。1628件の有効回答を得た。
関連記事
- 転職コンサルが考える、30〜50代で年収1000万円を稼げる人・稼げない人の違いは?
“ミドル世代”の中で、年収が1000万円に届いている人とそうでない人の違いは?――エン・ジャパン調べ。 - IT・通信業界の「働きやすい企業」ランキング 2位はマイクロソフト 1位は……?
情報・通信業界の中で働きやすい企業は?――グローバルウェイ調べ。 - 天才プログラマー・佐藤裕介は限界を感じていた――知られざる過去、そこで得たメルカリ対抗策
2018年2月に誕生したヘイ株式会社。代表取締役にはプログラマーの佐藤裕介さんが就任した。佐藤さんはGoogle出身で、フリークアウト、イグニスの2社を上場に導いた人物。そんな彼がheyを設立したのは、順風満帆に見えるキャリアの陰で抱えていた、自分のある「限界」を突破するためだった。 - 「ローソン外国人店員研修」で500人育てた「カリスマママ教官」の愛のムチ
ローソンの外国人向け店員研修に記者が参加。指導役の女性が参加者の国の文化に配慮しつつ、厳しく丁寧に複雑なコンビニ業務をレクチャーした。 - 「障害者雇用の水増し」で露呈する“法定雇用率制度の限界”
複数の中央省庁が、障害者の雇用率を長年水増ししてきた疑いが浮上している。障害者雇用の現場で、一体何が起きているのか。自身も脳性麻痺(まひ)の子を持ち、障害者雇用に詳しい慶應義塾大学の中島隆信教授に、国と地方自治体による水増しの背景と、日本の障害者雇用の問題点を聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.