新作「INFOBAR」グッズにファン殺到 クラウドファンディングが目標額の10倍に:KDDIもびっくり
KDDIがクラウドファンディング限定で「INFOBAR」グッズを販売。7月中旬〜8月30日にかけて、目標金額の10倍超となる約1200万円が集まった。KDDIも「これほどの反響があるとは」と驚いている。
独特のデザインが人気の携帯電話「INFOBAR」シリーズのファン向けに、KDDIがクラウドファンディングでグッズなどを販売したところ、目標金額の10倍以上となる約1200万円が集まったことが8月30日分かった。
クラウドファンディングサイト「Makuake」で7月中旬から実施。3240円(税込)から出資を受け付け、(1)今秋発売予定の新作「INFOBAR xv」専用のハードケース、(2)同シリーズのデザイナー深澤直人氏のサイン入りオブジェ、(3)新作のクレジットに記名できる権利・ピンズ・ポストカードのセット――などを販売していた。
すると、開始当初からグッズや記名を希望するファンからの出資が殺到。開始3日間で専用ハードケース1000個が売り切れ、KDDIが追加のリターンとしてクリーニングクロスを用意する事態も起きていた。
締め切りの8月30日午後6時の時点で、出資者は3467人、獲得資金は1269万3240円に上った。当初の目標金額は100万円だった。
Makuakeには「オブジェを全色そろえたい」「INFOBAR最高」「早く新作が欲しい」など、ファンからの熱烈なコメントも寄せられている。
KDDIもびっくり
KDDIは「これほどの反響があるとは驚いた。獲得した資金は、リターン(グッズや記名)の制作とINFOBARをより広める施策に使いたい」(広報部)と話す。「新作の開発はKDDIが責任を持って行うため、今回の資金を使うことはない」という。
「INFOBAR xv」は2011〜15年の製品とは異なり、スマートフォンではなくガラホ(Androidベースのフィーチャーフォン)になる予定で、9月4日に予約の受け付けを始める。
ファンの要望に応えるため、歴代のINFOBARを集めた展覧会「INFOBAR展(仮称)」を10〜11月に東京・六本木で開く計画や、出資者限定で深澤氏のサイン会を開く計画もあるという。
関連記事
- KDDIの「INFOBAR」今秋復活 原点回帰で“あえてのガラホ”
KDDIが「INFOBAR」シリーズの新商品「INFOBAR xv」を今秋に発売する。シリーズ誕生15周年を記念したモデル。あえてガラホ(Androidベースのフィーチャーフォン)とした点が特徴。 - ソフトバンク、割安の大容量プラン発表 50GBで動画・SNSは“カウントフリー”
ソフトバンクが大容量の新プラン「ウルトラギガモンスター+」を提供すると発表。計8種類の動画サービスとSNSの通信量はカウントしない点が特徴。榛葉 淳 副社長は会見で、菅義偉官房長官による「携帯電話料金は4割下げられる」発言にも言及した。 - DAZN、コンビニで買えるプリペイドカード発売 クレカ登録なしでスポーツ観戦
DAZNのプリペイドカードが登場。1・3・5カ月単位で、家電量販店とコンビニで取り扱う。新規ユーザーの獲得が狙い。 - Amazon Payが実店舗向け「QRコード決済」に対応 始めやすさで差別化図る
「Amazon Pay」に、実店舗向けのQRコード決済機能が追加。ユーザー側には会計時の利便性向上、店舗側には新規顧客の獲得などのメリットを提供する。中小店舗をターゲットとし、端末を無料で貸し出すなどの施策を展開する。 - ユーザーに聞く「本当に使える格安スマホ」ランキング 1位は……?
格安SIMのユーザーに、実際の使い勝手を聞いた結果は?――ベンチャー企業のENECHANGE調べ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.