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「ドッキリ!カッター」自主回収のダイソー、出回っている本物のカッターの数は「把握していない」:筆箱でけがが起きたばかり
100円ショップ「ザ・ダイソー」を運営する大創産業は9月3日、指が切れたように見せかけるため、偽物の刃を取り付けている玩具「ドッキリ!カッター」(税込108円)を自主回収すると発表した。
100円ショップ「ザ・ダイソー」を運営する大創産業は9月3日、指が切れたように見せかけるため、偽物の刃を取り付けている玩具「ドッキリ!カッター」(税込108円)を自主回収すると発表した。偽物ではなく、本物の刃を取り付けたカッターを誤って販売したため。
店舗での販売は既に中止していて、現時点で「本物のカッターを使ってけがをした」との報告は寄せられていないという。
本来、同商品の刃には半円形の「くぼみ」が設けられており、指の上に乗せると“切れているように見える”点が特徴。友人などを驚かせる目的で使う玩具で、パッケージには「パーティーで絶対にウケる」などの記載もある。
大創産業によると、「(『ドッキリ!カッター』は)2017年1月に発売し、これまで累計16万個以上売り上げているが、そのうち何個が回収対象になるかは把握できていない」(広報担当者)という。
同社は「関係者の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしたことをおわび申し上げる」と謝罪。「今後は品質管理を強化徹底し、再発防止に努めていく」としている。
同社は8月にも、ふたの一部に鋭利なパーツを使用しており、購入者が左手の指を負傷する事故が発生したため、筆箱「カンペンケース」シリーズ約8万個を自主回収していた。
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