夏のボーナスは出た? 何に使った? 新入社員に聞いた結果は:今年の新人は“堅実派”
アンケートアプリの開発・運営などを手掛けるテスティーが、社会人1年目の約200人に行った初ボーナスに関する調査結果を発表。使い道の1位は男女ともに「貯金」と、堅実な人が多いことが分かった。
アンケートアプリの開発・運営などを手掛けるテスティー(東京都中央区)は9月5日、社会人1年目の男女を対象に実施した「夏のボーナス」に関する調査結果を発表した。ボーナスの金額は過去の実績を基に算出されるため、新入社員には支給していない企業も一部あるが、男性の69.6%、女性の58.2%が「ボーナスが出た」と回答した。
ただ、支給額は「5万円以上10万円未満」「10万円以上15万円未満」「1万円以上5万円未満」など、2年目以上の社員よりも少ないケースがほとんど。「30万円以上もらえた」と答えた人は男性の6.3%、女性の2.6%にとどまった。
支給額への満足度については、「満足している」「やや満足している」と回答した男性は計70.9%、女性は計48.7%と男女間で差が出る結果となった。満足できなかった理由は「大幅にカットされていた」「他社に比べて少ない」という意見が挙がった。
使い道は、男女ともに「貯金」が最多(男性:64.6%、女性:74.4%)。2位は「両親へのプレゼント」(男性:27.1%、女性:37.2%)。3位は、「自分へのご褒美」(男性:20.8%、女性:34.6%)という結果だった。
使い道については、「満足のいく使い方ができた」と答えた人が過半数を占め、「予定通り使えた」「自分の好きな事に使えた」との体験談が出た。
テスティーは「貯金する人が圧倒的に多い点や、事前に使い道を決め、その通りに実行している点から、新社会人の堅実さがうかがえる」とみている。
冬のボーナスの使い道も、男女ともに1位は「貯金」。男性の2位には「両親にプレゼント」、女性の2位には「自分へのご褒美」が入った。また、夏のボーナスの使い道には挙がらなかった「投資」が男性の5位にランクインした。
調査は8月22日に、同社モニター会員である18〜28歳の男性69人・女性134人を対象に実施した。
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