「給与を高望み」「高圧的」――転職コンサルが見た「内定が取れない人」の特徴:「なんとなく」もNG
転職コンサルタントが「転職は難しい」と感じる人の特徴は?――エン・ジャパン調べ。
転職希望者の求める条件をヒアリングし、最適な求人案件を紹介するのが転職コンサルタントの仕事だ。だが、人材会社エン・ジャパンの調査で、59%のコンサルタントが「3人に1人の割合で『転職は難しい』と思う人がいた」と回答していることが分かった。
コンサルタントが「転職は難しい」と感じるのはどんな人なのか。調査によると、トップは「本人が希望する給与と転職市場での価値にギャップがある人」(72%)。例として、「一般的な給与水準が分からず、高い希望年収を提示してくる」などの体験談が出た。
2位は「転職回数が多い人」(64%)。コンサルタントが多いと感じる転職回数は、「4回」(46%)、「3回」(28%)、「5回」(23%)の順だった。
3位は「人柄が転職に向かない人」。「他責傾向があり、自分自身に問題意識がないため、何度転職しても同じ壁にぶつかっている」「過去の会社や上司の悪口を言う」「自分のスキル・経験を面接で高圧的に話す」「自己過信の傾向がある」――などの例が挙がった。
4位は「現職企業での就業期間が短い」(38%)、5位は「“なんとなく”など、転職の動機があいまい」(35%)。「現職で活躍していない」(13%)との声もあった。
コンサルタントはこうした理由で転職活動が難航する人に対し、「早期退社は今後のキャリアに傷がつくので3年間は頑張ってほしい」「『あれもこれもかなえたい』は難しいため、希望条件に優先順位をつけるように」「過去の在籍企業の看板は忘れるべき」――などとアドバイスを送っている。
調査は6月7日〜18日に実施。エン・ジャパンのサービス「ミドルの転職」を利用する転職コンサルタント122人に意見を聞いた。
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