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大坂なおみ選手のラケットは「市販品でなくプロ向け改造品」 ヨネックスが謝罪:「弘法筆を選ばず」のはずが……
テニスの大坂なおみ選手が使用しているラケットが、一般消費者向けの市販品と同じだとする情報は誤りだった。製造元のスポーツメーカー・ヨネックスが明らかにした。「弘法筆を選ばず」などとネットで話題になっていた。
テニスの「全米オープン」で初優勝を果たした大坂なおみ選手が使用しているラケットが、一般消費者向けの市販品と同じだとする情報は誤りであったとして、製造元のスポーツメーカー・ヨネックスが9月14日、公式Webサイトに謝罪文を発表した。
プロテニス選手は自身の好みに応じてラケットを重くするなどの改造を施すのが一般的だが、ヨネックスは報道機関に対して「大坂選手は市販品を使用している」と説明してきた。
これを受け各メディアは、「大坂選手が一般愛好家と変わらない3万円程度の用具で並み居る強豪に勝利した」などと報道。Twitterなどで「弘法筆を選ばずだ」「本当にすごい」「革命的だ」と多くのファンが称賛するなど話題となっていた。
だが同社によると、「大坂選手からの要望に応じた調整を施しているため、販売中の商品と全て同じとはいえない」ことが判明。「現在、スポーツ店店頭で販売している商品が同選手の使用するラケットと同一ではない」とし、「ここに深くおわびして訂正させていただきます」と謝罪した。
ただ、大坂選手が使用しているストリング(ガット)は、市販品と同じものであることは間違いないという。
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