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「しゅうニャン市」こと山口県周南市、ネコデザインの“ご当地ナンバー”交付開始:原付のみ、400枚限定
「しゅうニャン市」を愛称として市のPR活動を展開している山口県周南市が、原付用の“ご当地ナンバー”の交付を開始。ネコがモチーフのデザインを取り入れた点が特徴で、400枚限定で発行する。
「しゅうニャン市」を愛称として市のPR活動を展開している山口県周南市は、9月18日から排気量50cc以下の原動機付自転車(原付)向け“ご当地ナンバープレート”の交付を始めた。ネコがモチーフのデザインを取り入れた点が特徴で、400枚限定で発行する。
ナンバープレートの地名の欄に、ネコをイメージした「しゅうニャン市」ロゴを採用。平仮名表記は「ね」で統一したほか、車両番号が3桁以下の場合に空欄に表示される「・」をネコの肉球で表記した。
交付の対象となるのは、同市内で原付を使用する人のみ。現在使用しているナンバープレートと交換することも可能。交付場所は周南市役所 課税課窓口などで、交付手数料は無料。
エイプリルフールがきっかけ
同市は2016年のエイプリルフール(4月1日)に「周南市はしゅうニャン市になります」と宣言する動画を公開し、話題となったため、17年1月から実際に愛称として活用。
「人がネコになれるまち」をキャッチフレーズに、市民が「ネコのように自由にのびのびと、居心地よく暮らせる街」を目指し、さまざまな取り組みを進めてきた。
現在は、市のロゴをデザインしたTシャツや、地元の旬の食材を使った「しゅうニャン弁当」を販売するなどし、認知度向上や郷土料理のPRにつなげている。
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