他人の視線が「怖い」ーー平成生まれの7割が視線にストレス:LINEなどデジタルコミュニケーションが影響?
恋人と別れ話をするにもLINEを使う平成世代。デジタルコミュニケーション全盛の昨今だが、その反面で「人の目が怖い」と思う人も増加しているようだ。
【訂正あり】本記事は、初出時より訂正した箇所があります。
2人に1人が「他者の視線が怖い」「ストレスを感じる」──化粧品会社マンダムの調査でそんな結果が出た。若い世代ほどその傾向が顕著で、平成生まれと昭和生まれで大きな差があった。コミュニケーションがデジタルシフトしていることが影響している可能性があるとしている。
「他者の視線にストレスを感じたことがありますか?」という質問に対して、全世代の半数以上が「とてもある」「たまにある」と回答。特に、平成生まれが67%、昭和生まれが48%と、平成生まれのほうがストレスを感じた経験が多かった。
【訂正:2018年9月3日21時30分 調査元の数値訂正のため記事も修正します。初出で昭和生まれの割合を56%としましたが、正しくは48%です。】
また「他者の視線が怖いと感じたことがありますか?」という質問に対しても、平成生まれが61%、昭和生まれが37%と大きな差が出た。視線を怖いと思う傾向は女性に顕著で、特に10代女性の4割が「とてもよくある」と回答している。
【訂正:2018年9月3日21時30分 調査元の数値訂正のため記事も修正します。初出で昭和生まれの割合を40%としましたが、正しくは37%です。】
これらの背景にあるものとして、早稲田大学 国際教養学部の森川友義教授は、「デジタル依存しており、人ともあまり接せず、リアルでの自分に自信が持てない方は、視線耐性が低い傾向にある」とコメントしている。
実際、「友達と仲良くなるにはどんなコミュニケーションツールを使いますか?」という質問に対して、平成生まれの約3割が「LINEなどのメッセージアプリを使用する」と回答している。40〜50代の10%と比較すると約3倍の結果となった。
さらに「恋人と別れるならどんなコミュニケーションを使いますか?」という質問でも、平成生まれでは20%が「LINEなどのメッセージアプリ」を使うと回答した。
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