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「1000円超のすごいちゃんぽんを出す」 リンガーハットが明らかにした新業態店:長崎料理をメインで提供(2/2 ページ)
リンガーハットが長崎料理を提供する新業態店である長崎卓袱浜勝銀座本店を東京・銀座にオープンする。長崎名物の卓袱(しっぽく)料理だけでなく、1000円超のちゃんぽんなども提供するという。
新業態店は成功するか?
大手外食チェーン各社は新しい稼ぎ頭を常に模索しており、新業態開発へのチャレンジを続けている。
リンガーハットも例外ではなく、18年2月に「EVERY BOWL(エブリボウル)」を東京・広尾にオープンした。自分で選んだ麺、ソース、季節の野菜をワンボウルに盛り付けるスタイルで、「インスタ映え」も意識した女性向けの店舗だった。目標とする初年度の年商は1億3000万円。2020年までに主要都市を中心に20店舗を展開する予定だったが、18年10月に閉店することが決まっている。同社幹部も「(新業態開発)は非常に難しい」と語る。
八幡専務は説明会で「関東には土佐料理、博多料理、沖縄料理のお店はたくさんあるが、長崎料理の店は少ない。ぜひ成功させたい」と意気込んだ。長崎名物の卓袱料理と1000円超のちゃんぽんは顧客に受け入れられるだろうか。
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