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渋谷ハロウィーンで稼いだのはドンキとコンビニだけ?:他の小売店はガラガラ(3/5 ページ)
10月31日のハロウィーン当日、渋谷は多くの仮装した若者や見物客でごった返した。この騒動のなかでしっかり稼いだお店はあるのだろうか。記者が現場を取材した。
店内のコスチューム売り場も大盛り上がり
店内に足を踏み入れると、大量のハロウィーン用コスチュームが陳列されていた。コスチュームの価格は2000〜6000円台が中心だが、お客は勢いに任せて次々と購入していく。中にはスマホで誰かと通話をしながらまとめ買いをするお客の姿も見られた。
5階にもコスチュームが売っているというので、のぞいてみた。「赤いワンピース風Tシャツ」(108円)、「オーバーオール風Tシャツ」(540円)、「ちゃんちゃんこ風Tシャツ」(108円)などの安価な商品が並んでいた。いずれも、人気マンガ『ONE PIECE』『ゲゲゲの鬼太郎』や人気ゲーム『スーパーマリオ』のキャラクターが着ている服とそっくりなものだった。手軽に仮装できる点が受けているのか、ここでも飛ぶようにコスチュームが売れていた。
ドンキ渋谷本店ではハロウィーンの期間中、コスチュームを購入したお客を対象に更衣室を提供している。入口でレシートを店員に提示すれば、2回まで入室できる仕組みになっている。記者が更衣室の入口付近で観察したところ、仮装姿の若者が次々と出てきた。
仮装姿の若者の持っている袋の中には、同店で購入したフェースペイントや、カラーコンタクトが入っていた。仮装に必要なものをほとんど店内で調達できるようになっており、さながら同店は“仮装人間製造工場”のようだと感じた。
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