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ゴーン氏逮捕の日産、西川社長が緊急会見 不正の要因は「1人に権力が集中しすぎた」「捜査の関係」で詳細は見えず(2/2 ページ)

日産自動車のカルロス・ゴーン会長が11月19日逮捕された。報酬を過少申告していたほか、社内経費・投資資金を不正流用していたという。同社の西川廣人社長が会見を開き、事態の一部と今後の動向を明らかにした。

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日産・ルノー・三菱自のアライアンスは継続

 今回の事件が、従業員の士気や取引先との信頼関係に及ぼす影響については「日本のみならず、世界各国の従業員や販売会社に不安が巻き起こっているだろう。誠に申し訳ない」「取引先や株主の皆さまの信頼を裏切ることになり大変残念。申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と謝罪した。

 ゴーン氏は仏RenaultのCEO(最高経営責任者)と三菱自動車の会長にも就いていた。3社を束ねていたゴーン氏が逮捕される事態となったが、日産・ルノー・三菱自のアライアンスは解消しない方針で「むしろ綿密に連携して、各社の事業運営に問題が起きないよう努力し、極端に特定の個人に依存した形から抜け出す」としている。

 日産の独立取締役と第三者から構成される専門委員会も近日中に立ち上げ、問題の背景や内容を詳細に調べる計画。後任の体制・人事については未定としつつも、「執行体制についても変えるべきところは変えていく」方針だ。

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カルロス・ゴーン氏(=2016年10月)
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