女性が「働きやすい企業」ランキング、2位はかんぽ生命 1位は子育てしながら活躍できる……:サイバーエージェントの「エステ制度」も人気
グローバルウェイが、女性ビジネスパーソンが「働きやすい」と感じる企業を調査。産休・育休・時短勤務を取得しやすい企業が上位に多くランクインしていた。1位になった企業は……?
結婚・妊娠・出産といったライフイベントが仕事に影響しやすい女性ビジネスパーソンが「働きやすい」と感じる企業は? 転職サイト「キャリコネ」などを運営するグローバルウェイが「労働時間の満足度」「仕事のやりがい」など6項目を評価した結果、トップは野村證券(5段階評価の3.61点)だった。
育児休暇の取得制度、育児向けの短時間勤務制度、介護休業制度などが整っており、取得実績も多数あるという同社は、社員から「第一線で活躍する女性管理職の数が年々増えている。出産や子育てをしながら、定年まで働く女性も多くいる。海外への転勤希望を出して出向する女性もおり、活躍の幅を広げたい方にはとても向いている」などと評価されていた。
2位はかんぽ生命保険(3.58点)。3年間の育児休業を取得できるほか、子どもが9歳になるまで短時間勤務が可能だという同社は、社員から「女性向けのキャリアアップセミナーなども行っている」「出産・育児を理由に会社を辞める人は少ない。女性が働き続ける環境は備わっていると感じる」などの意見が出ていた。
3位はスターバックスコーヒージャパン(3.54点)。社員からは「産休や育休を取ると、1年〜1年半後など自分のタイミングで復帰できる。復帰後は時短勤務を選ぶことができるし、店舗のスタッフとコミュニケーションを取ることで、子どもが熱を出して急に休まないといけないときも周りに助けてもらえる」といった声も。
4位はリクルートホールディングス(3.52点)。「もともと男女平等の会社。実力、意欲があれば、性別、国籍、年齢などは関係ないスタンス」「会社として女性管理職を増やそうとする意識が高い」などと社風が評価されていた。
5位は東京海上日動火災保険(3.46点)。「努力し成果を出せば、必ず評価される。女性の出世は可能で、管理職もいる」「最近は育休から復帰後にバリバリ働く人が多く、女性で部長クラスの人もいる」という。
6位以下はソフトバンク(3.43点)、サイバーエージェント(3.37点)、SMBC日興証券(3.36点)、アクセンチュア(3.35点)、三井住友銀行(3.23点)という結果だった。いずれも、産休・育休の取りやすさや、女性のキャリアを支援する体制などが評価されていた。
中でも7位のサイバーエージェントは、一定以上の役職の女性社員に対し、エステ費用を会社が負担する「エステ制度」が支持されていた。人気が高い制度で、毎月欠かさず施術を受けている女性社員が多いという。
調査は2017年4月〜18年3月にかけて、「キャリコネ」に女性社員のユーザーから10件以上の評価が寄せられた企業を対象に実施した。
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