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独身にかなりやさしくなってきたクリスマスケーキの最新トレンド:1人で3回食べるのが当たり前(2/2 ページ)
家族で購入して年に1回だけ食べるのが当たり前だったクリスマスケーキ。最近は1人世帯の増加を受けて、1人用のクリスマスケーキもかなり普及してきた。しかし、調べてみると別のトレンドも見えてきた。
伸びる「お二人さま用」ケーキ
「お一人さま用」のクリスマスケーキはすっかり定着したが、「お二人さま用」ケーキも伸びている。イオンの広報担当者によると、17年に販売したお二人さま用プチデコレーションケーキの予約数が前年比約1.5倍になったため、18年の販売分は品ぞろえを4種類から6種類に増やした。12月11日時点でプチデコレーションケーキの予約状況は「前年比で2桁増」(広報担当者)だという。
イオンがお二人さま用ケーキが伸びている要因を調査したところ、夫婦2人だけの世帯の8割以上が「クリスマスケーキを自宅で食べた」と回答した。子どもが成人して家から出て行っても、家族(夫婦のみ)でクリスマスケーキを食べる習慣はなくなっていないと推測される。
「クリスマスケーキに限らず、ここ数年で1〜2人用のケーキの売り上げが伸びている」と指摘するのは大丸東京店の広報担当者だ。百貨店で1人用のカットケーキを買うと600円前後することが多いが、「カットケーキ1つだけだと寂しい」「少人数でケーキを楽しみたい」というニーズを反映してか、900円前後のやや高級な1〜2人用ケーキの売り上げが伸びている。そして、その傾向がクリスマスケーキのトレンドにも反映されていると担当者は見ている。
1人で食べるにしても、2人で食べるにしても、せっかくのクリスマスだから少々高くてやや大きめサイズを買いたい。こんなニーズが高まりつつあるようだ。
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