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スポーツショップ運営のアルペンがリストラ実施へ 2月から300人の希望退職者募集:四半期赤字転落を受けて
スポーツ用品店運営のアルペンが、2月から300人の希望退職者を募集すると発表。収益性の改善が狙いで、同社と子会社ジャパーナに在籍している45歳以上64歳未満の社員が対象。
「アルペン」「スポーツデポ」「ゴルフ5」などのスポーツ用品店を運営するアルペンは1月9日、収益性の改善に向けて約300人の希望退職者を募集すると発表した。対象は2019年3月20日の時点でアルペンと子会社ジャパーナに在籍している45歳以上64歳未満の社員。
募集期間は19年2月4日〜20日で、退職日は3月20日とする。退職者には退職金に加えて特別加算金を支給するほか、再就職支援会社を通じた再就職支援も実施する。
特別加算と再就職支援費用は、19年6月期第3四半期(19年1〜3月)に特別損失として計上する予定。計上予定金額は現時点では未確定で、募集期間終了後に開示する。
消費者の節約志向や、18年に発生した豪雨などの悪天候の影響を受け、アルペンの業績は苦戦中。19年6月期第1四半期(18年7〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比2.8%減の542億6100万円、営業損益が9億2300万円の赤字(前年同期は12億300万円の黒字)、純損益が2億9700万円の赤字(前年同期は11億5300万円の黒字)に転落していた。
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