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JPモルガンのアナリストが“ビットコイン強気筋”に:最大の障害は……
2カ月前までビットコインに対し弱気な見方を示していた米大手金融機関JP Morganのアナリストが意見を変えたようだ。長期的に見ればビットコイン価格は大幅に持ち直すという。
2カ月前までビットコインに対し弱気な見方を示していた米大手金融機関JP Morganのアナリストであるニコラス・パニギスツォグロウ氏が意見を変えたようだ。
2月5日に米CNBCに出演したパニギスツォグロウ氏によると、長期的に見ればビットコイン価格は大幅に持ち直すという。
足元の仮想通貨市場で停滞状態が続いていることについては「さらに多くの機関投資家が仮想通貨市場に参入するための土台を整えているようなもの」と説明。規制がより明確なものになれば、ビットコインだけではなくブロックチェーン(分散型取引台帳)技術の企業での継続的な導入にもつながると予測する。
一方で、仮想通貨などにとっての最大の障害は規制当局だと指摘。新しい技術に対する彼らの対応は遅くなることが多く、企業が仮想通貨などを安心して取り入れられるような規制が整備されるには数年はかかるとした。
パニギスツォグロウ氏は2018年12月に顧客に「長引く仮想通貨の弱気相場は仮想通貨に関心を示すウォールストリートの企業を脅かし、興味を失わさせた」と、市場に対するネガティブなコメントを発表していたばかりだった。
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