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「ココイチ」が3月からポークカレー値上げ 食材価格・人件費高騰:一部エリアで+21円
「カレーハウス CoCo壱番屋」が一部地域で「ポークカレー」「甘口ポークカレー」を3月1日から値上げする。値上げ後の額は地域によって異なる。
カレーチェーン「カレーハウス CoCo壱番屋」を運営する壱番屋(愛知県一宮市)は2月15日、一部地域で「ポークカレー」「甘口ポークカレー」を3月1日から値上げすると発表した。
コメなど食材価格の上昇や、パート・アルバイトの人件費高騰が続いており、経費削減などの自助努力ではカバーが難しくなったためという。
具体的には、東京23区、神奈川県川崎市、横浜市の計175店舗では、両商品の価格を484円から505円に引き上げる(+21円、税込、以下同)。
一方、埼玉県、千葉県、東京都(23区以外)、神奈川県(川崎市・横浜市以外)、大阪府の計279店舗では値上げせず、現行の484円のまま据え置く。
また、上記のいずれにも含まれない地域の計813店舗では、現行の463円から484円に値上げする(+21円)。
壱番屋が運営するあんかけスパゲティ店「パスタ・デ・ココ」(32店舗)でも、同様の理由でパスタメニューを一律で21円値上げする。
同社は「本件が来期(2020年2月期)の業績に与える影響につきましては現在精査中であり、業績予想を開示する際に織り込んで公表いたします」としている。
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