ニュース
アルコール6%なのに「ストロングゼロ」 新商品を出すサントリーの狙い:これまでは9%(2/2 ページ)
安くて気軽に酔える点が支持されているストロングゼロ。これまではアルコール度数が9%だったのに、6%の新商品が発売される。狙いをサントリーに聞いた。
酒離れが進む若者の心もつかまえる
RTDは若い世代が初めて飲むお酒として向ているようだ。同調査において、20〜30代に「初めて飲むのに向いているお酒」を聞いたところ、「RTD」と回答した人が67.8%とトップになった。その理由については、「飲みやすそうだから」(67.5%)、「アルコール度数が低めであるから」(35.9%)、「味の種類が豊富で選べるから」(30.4%)、「手軽であるから」(25.6%)、「甘い味がするから」(24.1%)となっている。
ストロングゼロシリーズは、スーパーや量販店で1本(350ミリリットル)100円程度で販売されている。懐具合の寂しい若者にとって、気軽に買える商品となっている点も支持される理由だろう。
RTDは若者だけでなく、幅広い世代から指示されている。同調査で、最近1カ月以内に自分で購入してお酒について尋ねると、RTDだと回答した人はどの世代でも09年調査時から増えている。
このように若者だけでなく幅広い世代に浸透しているRTD市場において、サントリースピリッツの新商品はどれほど支持されるだろうか。
関連記事
- 「回転しない寿司」路線から6年 元気寿司が思い知った“意外な効果”
大手すしチェーンの元気寿司が「脱・回転」路線を打ち出している。回転レーンをやめて、注文された商品のみを特急レーンで提供。国内の152店のうち122店を「脱・回転」させた結果、思わぬ効果が生まれた。 - 380円の“高級”牛めしを推す松屋が320円の牛めしをあえて温存するワケ
松屋は380円のプレミアム牛めしを推進している。320円の牛めしを販売する店舗は首都圏を中心に減りつつある。しかし、松屋は320円の牛めしを販売する店舗をあえて残している。なぜなのか。 - レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - 一蘭の「100%とんこつ不使用ラーメン」を食べてみた 1180円は高いか安いか
とんこつラーメン専門店の一蘭が新しいラーメンを開発した。豚・アルコールを一切使用していない100%とんこつ不使用ラーメンだ。記者が実際に記者発表会で食べてみた。 - 横浜家系ラーメンで“天下取り”目指す「町田商店」の野望
横浜家系ラーメンがブームになって久しい。ついに大手チェーン「町田商店」の運営会社が上場した。またたく間に店舗数を増やしている秘密は何か?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.