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仮想通貨取引、4割が投資未経験者 GMOコイン調査:利用者は拡大中
仮想通貨取引所のGMOコインが利用者向けに行った調査によると、4割が投資未経験者。また、新たに仮想通貨取引を始める人も拡大しており、19%が2019年になって始めたという。
仮想通貨取引所を運営するGMOコイン(東京都渋谷区)は、同社のユーザーを対象に仮想通貨に関するアンケートを実施した。それによると、約41%が「他の資産運用はしていない」と回答しており、利用者の多くが投資未経験者であることが分かった。
9割が、仮想通貨が大きな注目を集めた2017年以降から取引を始めている。しかし19%が2019年になってから取引を開始しており、ユーザーのすそ野は継続的に拡大している。
仮想通貨取引の魅力は、その変動の大きさによる高いリターンの獲得だと見られがちだが、アンケートでの回答トップは「少額から投資できる点」(53%)だった。逆に、相場変動の激しさは、仮想通貨投資への不安やハードルを感じる点のトップとなっている。
7割以上のユーザーが「長期保有」の投資を目的としており、「短期保有」の2倍以上となっている。また「決済手段」(19%)や「送金手段」(13%)としての目的は一部に留まった。
2019年に価格上昇を期待する通貨としては、リップル(XRP)が53%となり、ビットコインを抑えて1位となった。
この調査は1月30日から2月13日にかけて、GMOコインのユーザー1万964人にWeb上で行われた。
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