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会社の花見で救急車 おじさんだからこそ味わった「飲みすぎ」の代償と注意点:危機管理の盲点とは?(5/5 ページ)
会社の花見でお酒を飲みすぎた38歳の筆者は救急車で病院に搬送された。「おじさん」が倒れると上司や同僚にどんな迷惑をかけるのか。実体験をもとに、ビジネスパーソンとお酒の関係を考える。
失態で生じた損失
ちなみに、今回の騒動でどのくらいの金銭的な損失が生じたのだろうか。ざっくりいうと、病院に支払った治療費(自己負担分)が5000円、帰りのタクシー代が4000円、メガネ代が5000円、靴代が1万円、ジャケットとズボンで1万円、病院に付き添ってくれた上司に謝罪するための菓子代が2000円。合計すると4万円弱だ。さらに、筆者と妻は貴重な有給休暇を1日ずつ“浪費”してしまった。救急車の利用代は0円だった。上司は私を介抱する際、ミネラルウオーターや二日酔い対策用のドリンクを何本も購入してくれた。
4月4日、休み明けの筆者は迷惑をかけた同僚や上司に謝罪して回ったが「無事でよかった」と口々に言ってもらえたのが救いになった。
4月6日以降にも花見を予定しているビジネスパーソンはいるだろう。また、お花見が実質的な会社における飲み会デビューという新入社員もいるはずだ。もし、飲み会で救急車を呼ぶような事態になった場合、これだけ多くの人に悪影響が及ぶことを知ってもらえたら幸いである。また、飲み過ぎで倒れた社員を介抱する際の参考にしていただければとも思う。
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