会社の花見で救急車 おじさんだからこそ味わった「飲みすぎ」の代償と注意点:危機管理の盲点とは?(4/5 ページ)
会社の花見でお酒を飲みすぎた38歳の筆者は救急車で病院に搬送された。「おじさん」が倒れると上司や同僚にどんな迷惑をかけるのか。実体験をもとに、ビジネスパーソンとお酒の関係を考える。
意識が戻ったのは翌日の午前8時
筆者が目を覚ましたのは翌日の午前8時頃だ。いつもは午前6時に夫婦で起きて、子どもにごはんを食べさせたり、着替えをさせたりしてから保育園に連れて行っているのだが、その日は妻が1人で全てこなした。仕事が忙しいにもかかわらず、会社を休み、子どもを保育園に預けてから筆者を看病した。
午前中、筆者はずっと嘔吐(おうと)を繰り返し、満足に起き上がることができなかった。もし、花見の翌日に取材のアポや会議が入っていたとしたら、関係者に多大な影響が出ていただろう。
これだけ大変な目にあったので、財布やスマホをなくしてしまったと思っていたが、会社の上司や同僚が拾い集めてバックに入れていてくれたことが判明した。なくしたのがメガネだけだったのは、不幸中の幸いであった。ただ、泥酔時に転げまわったせいで靴、ズボン、ジャケットがボロボロになっていた。
会社の花見で飲み過ぎは厳禁
以上が筆者が実際に体験したことだ。年齢を重ねれば重ねるほど、「自分1人だけ」の体ではなくなる。特に仕事に関する飲み会で失態をしてしまうと、そのしりぬぐいをするのは上司の仕事だ。しかも、家族や近所の人にも迷惑をかけてしまう可能性がどんどん高まる。
なぜ、これほど酒を浴びるように飲んでしまったのか。筆者は妻とよくよく話し合った。もともと、仕事終わりにお酒を飲むのが大好きだったが、子育てに追われるようになってからその機会がめっきり減った。久しぶりに会社の飲み会に参加したことで気持ちが緩み、飲みすぎてしまったのではないかという結論に至った。筆者は今後、定期的に外で飲み会に参加して“ガス抜き”をする必要があると妻と確認しあった。
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