コラム
「角ハイボール」は酒の世界を変えたのか:恐るべし(4/4 ページ)
完全にひとつのジャンルを築いた感があり、ジャンルというか、銘柄というか、メニューのひとしなというか、ひと言では片づけられないところまできた感すらある。 もはやスタンダードともいえる「角ハイボール」状態だ。
ただ、こういうことが続いてしまうと、日本の酒文化は大丈夫なのだろうかと他人事ながら心配してしまう。
世界的に展開するMHDの仕掛けはおしゃれだ。女性にも人気のあるグレンモーレンジィにはソーダにオレンジピールを添えたり(スライスではないぞ)、タリスカーには、よりスパイシーさを出すために、ブラックペッパーを入れたソーダ割を提案してくる。
やはり、こうした世界のほうが楽しいし、次への楽しみも出てくる。
とはいえ、「角ハイボール」を世に出したほどの企業なのだから、次はさらに「あっ」と驚くものが出てくるに違いない! (猪口 真)
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