紙の地図はどう変わったのか? 銀行のロゴが消えた理由:水曜インタビュー劇場(令和初日公演)(6/6 ページ)
とうとう平成の時代が終わった。この30年を振り返ると、就職氷河期があったり、携帯電話が普及したり。さまざまな出来事があったが、記者が注目しているのは「紙の地図」である。昭和から平成にかけて、どのような変化があったのか。地図を作製している昭文社の担当者に聞いたところ……。
紙の地図はどうなるのか
土肥: 最後に、これはどうしても聞かなければいけません。平成の途中、スマートフォンが登場したことによって、紙の地図を利用する人は減りました。今後、紙の地図はどのように使われると思いますか?
竹内: 付加価値の高い地図が使われるようになると思っています。Aというエリアが好きなので、そこの地図を手にする。ただ単に注文するのではなくて、拡大したり、加工したり、パネルにしたり。自宅だけでなく、職場や街角でも使われるようになるのかなあと。
あと、話題のスポット、世の中のトレンド、世界情勢などに即した切り口の地図本は、手軽な読み物として残っていくはず。知育、脳トレ、認知症対策などにも地図を読むことは効果的とも言われているので、あえて紙の地図を読むことが求められていくのではないでしょうか。
(終わり)
書籍&CDが出ました!
ITmedia ビジネスオンラインの連載をまとめた書籍『バカ売れ法則大全』(行列研究所/SBクリエイティブ)が発売されました。本連載「水曜インタビュー劇場」の人気記事をピックアップして、大幅に加筆。また弊誌では掲載していない記事もご紹介しています。また、本連載をまとめた『ササる戦略』(三才ブックス)も発売していますので、合わせてどうぞ。
さらに、水曜インタビュー劇場のMCを務める土肥義則のCDが発売されました。「全国経営者セミナー」での講演を収録していますので、ぜひビジネスのヒントに!
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