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年収800万円以上の人は転職に積極的か? 調査で判明:2極化するハイクラス層(2/2 ページ)
終身雇用が薄らいできた昨今。年収800万円以上のハイクラス層は転職に積極的なのか。人材サービス会社が調査した。
実はハイクラス層も2極化?
ハイクラス層は、年収が下の層に比べると転職に比較的積極的でない結果となった今回の調査。アイエックスの責任者である清水宏昭さんは、「年収800万円超の層は40代が多く、年収200万〜600万円の人は20〜30代が中心。40代にはまだ転職が当たり前でない世界の人もいるのだろう」と分析する。世代的に家庭を持って保守的になっている人や、現状の年収に満足している層が一定数いるとも考えられる。
一方で、清水さんはこうしたハイクラス層の転職に対する意識が「2極化」している可能性についても指摘する。年収800万円以上の層で「転職の希望あり」と回答した21.8%の人のうち、半数超に当たる58.2%が既に1回以上、既に転職を経験している結果になった。清水さんは「転職を機にいったん年収が落ちたとしても、就職先の業界が成長することで結果的に年収アップするのを期待して転職するような人は、ハイクラス層にも一定数いる」とみる。
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