SBI証券は7月3日、Tポイントを使って投資信託の購入を可能にすると発表した。7月20日から実施する予定。SBI証券でのみ利用可能な期間固定Tポイントでも購入できる。ただし、積立投資やジュニアNISA口座での買い付けには非対応。
Tポイントは6946万人が利用する共通ポイントサービス。SBI証券は、Tポイントを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブと共同で設立したSBIネオモバイル証券でも、4月にTポイントを使って国内株式の購入ができるサービスを開始している。両証券会社でTポイントを取り扱うことで、初心者層を取り込む狙いだ。
同時に、SBI証券の利用でTポイントが貯まるサービスも拡充する。国内株式の現物取引について、月間合計手数料の1.1%をポイントで還元するほか、投資信託の保有額に応じて0.1〜0.2%のポイントを付与する。そのほか、金やプラチナの取引、株式の入庫(他社扱いの株式の移し替え)などでもポイントを付与する。
ポイントを使った投資信託購入は、楽天証券が楽天スーパーポイントを対象にサービスを提供している。2018年9月からは積立投資にも対応した。
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