2015年7月27日以前の記事
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吉本興業および芸人は謝罪会見を開くべきか問題闇営業(3/3 ページ)

闇営業問題は収まる気配を見せず、延焼し続けています。一方でそもそも闇営業問題と、反社勢力問題は別という冷静な意見も出始めました。結構な数の問い合わせをいただいていますので、本件について謝罪すべきかどうか、意見を述べたいと思います。

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謝罪会見はすべきか

 数々のマスコミからこの件の問い合わせを受けています。難しいところですが、もうここまで延焼が進んでしまうと、もはや火消しはできず、謝罪をしたところで100%罵倒されて終わりでしょう。少なくともその結果のニュースでも罵詈雑言しか浴びないと思われます。

 つまり今謝罪会見をしても事態が大きく変わることはないのでは? と思っています。ではやらなくて良いのでしょうか?

 それでも芸人さんとしての活躍にわずかでも道を残すのであれば、会見はして損はないかも知れません。世間からの袋だたきを実現することで、この吹き荒れる批判を一気に燃え尽くさせるのです。

 江戸時代など、まだ消火設備のなかった頃、消火は破壊消火と呼ばれる延焼防止が主体でした。まだ燃えていない近隣の家まで破壊することで、これ以上の被害を防ぐのです。自らの手で甚大な被害を作り出すことになります。

 理由はリスク管理です。

 現状でもすでに、今回の対象となる芸人さんがテレビ復帰は無理なところまで進んでいます。いわばもう下はない状況です。そうであれば、さらに袋だたきになったとしても、今以上にリスクが拡大する可能性は低いでしょう。

 人気者でお金持ちというイメージが批判を加速させています。いかにダメダメな部分、カネに汚い部分、自分たちの正当化をせずにひたすら愚かさを訴えることができるなら、会見による事態の下げ止まりに、一縷の可能性を感じます。(増沢 隆太)

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