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すき家史上初「トリプルトッピング」の丼が登場 その狙いは?:豊富なトッピングを生かす
すき家史上初となるトリプルトッピングの丼が登場。8月21日から10月中旬まで販売する予定。新商品を出す狙いは?
大手牛丼チェーン「すき家」は、8月21日からトリプルトッピング商品「お好み牛玉丼キムチーズMix」(並盛で税込680円)を期間限定で発売する。10月中旬頃に販売終了の予定。
お好み牛玉丼キムチーズMixは、お好み焼き風の牛丼「お好み牛玉丼」に、キムチとチーズをトッピングした商品。チーズのまろやかで優しい味がキムチのうまさやからさを引き立てるという。
すき家は2018年10月に「お好み牛玉丼」を期間限定で発売している。これは、オタフクソースの「お好みソース」と、マイルドな特製からしマヨネーズを、キャベツとともに牛丼にトッピングしたお好み焼き風の商品。19年も8月21日から期間限定で発売することが決まっている。
すき家では「キムチ牛丼」や「とろ〜り3種のチーズ牛丼」を販売している。お好み牛玉丼キムチーズMixはお好み牛玉丼にキムチとチーズをトッピングしたものなので、既存のメニューにはない具材を使った商品と比べ、従業員のオペレーションに負荷がかかりにくいという特徴がある。また、3種類のトッピングを提案することで、客単価アップも期待できる。広報担当者は「トッピングの豊富さというすき家の強みを生かした商品」と説明する。
お好み焼きにチーズやキムチをトッピングするのは一般的に行われているが、丼で提供する同社の戦略は支持を得られるだろうか。
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