ニュース
「天丼てんや」が消費増税対応を発表 「天丼」と「野菜天丼」に差:10円違うメニューも
「天丼てんや」が消費増税の対応を発表した。売れ筋の「天丼(並)」などは価格を据え置き、店内と持ち帰り価格を統一する。一方で、野菜天丼などは店内価格は持ち帰りする場合より10円高い。
ロイヤルホールディングス傘下で「天丼てんや」を展開する「テン コーポレーション」は9月9日、消費増税対応の概要を発表した。
てんやで多く注文される「天丼(並)」(税込540円、以下同)や「上天丼(並)」(690円)をはじめ、単品の天ぷらやサイドメニュー、そばやうどんのセットなどは税込み価格を据え置く。また、店内で食べる価格と持ち帰り価格を同一とする。広報担当者は「天丼の並盛だけで売り上げの4割弱を占める。多くのお客さまが540円という価格に慣れているので、今回の方針を打ち出した」と説明した。
ただ、全ての商品でこのような対応をするわけではない。例えば、野菜天丼(並で550円)は10月1日以降、店内で食べる価格を560円と値上げする一方、持ち帰りの価格は550円に据え置く。
てんやは10月1日にメニュー改定を実施し、一部食材や本体価格の変更を行う。店内で食べる価格と持ち帰り価格が異なるメニューは、その際に“全貌”が明らかになるという。
関連記事
- 「どさん子ラーメン」は今…… 急成長から衰退までの経緯と復活のシナリオに迫る
札幌みそラーメンの“伝道師”として急成長した「どさん子ラーメン」。かつては1000店以上を展開していたが、マネされるのも早かった。“衰退”したと思われている一方で、復活に向けた動きもある。 - 埼玉発「ぎょうざの満洲」 消費増税に負けない“独自すぎる”ビジネスモデルに迫る
埼玉県発祥の「ぎょうざの満洲」。東京だけでなく関西にも進出し、着実に成長している。消費増税も恐れない独自のビジネスモデルに迫る。 - タピオカバブルは崩壊間近? 有力チェーン「ゴンチャ」が荒波を乗り越える条件
雨後のタケノコのように増殖し続けるタピオカ店。筆者はタピオカバブルの崩壊は近いと予想する。人気ナンバー1の「ゴンチャ」はスタバのように“文化”を創出できるか。 - スシローの進化についていけなかったかっぱ寿司
かつて業界をリードする立場だったかっぱ寿司が、競合他社に次々と追い抜かれている。逆転を許してしまった背景にはいったい何があるのだろうか。 - レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.