ブルーボトルコーヒーが日本1号店を旗艦店にリニューアル 初となるサービスも提供:独自メニューも投入
ブルーボトルコーヒーが日本1号店を旗艦店としてリニューアルする。同店ではバリスタが接客を行う。コーヒーの抽出方法を学べるクラスも開催する。
ブルーボトルコーヒージャパンは、東京都江東区にある日本1号店を「ブルーボトルコーヒー 清澄白河フラグシップカフェ」として10月4日にリニューアルオープンする。倉庫を改装した開放感のある建物はそのままに、店内をリノベーションする。
旗艦店では、フルサービスの接客を実施する。具体的には、バリスタが席まで注文を取りに行き、ドリンクや食事も席まで運ぶスタイルを採用する。同店限定の食事メニューもそろえる。また、季節ごとに旬を迎えるコーヒー豆の個性を味わってもらうため、あえてブレンドではなく単一産地のものをメインに提供するという。
お客がコーヒーのことについて気軽に尋ねられる「C Bar」も開設する。バリスタがC Barに立ち、コーヒーの抽出方法やコーヒーの器具といったことについて、相談に応じるという。ここでは、ブルーボトルコーヒー初となる豆の量り売りも行う。
同店では、「トレーニングラボ」も開設する。普段はバリスタを指導しているトレーナーが講師となり、ドリップクラス、カッピングクラス、エスプレッソマシンを実際に使えるクラスなどの開催を予定している。ブルーボトルコーヒージャパンは「コーヒーの初心者の方から、中・上級者の方にも楽しんでいただけるメニューを用意する」としている。ブルーボトルコーヒーは2015年、日本に初上陸した。都内だけでなく京都市や神戸市にも進出しており、国内の店舗数は16店舗(9月11日時点)。
スターバックスコーヒージャパンは世界で5店舗目となる焙煎工場を併設した体験型店舗「スターバックスリザーブロースタリー東京」(東京都目黒区)を2月にオープンしている。また、9月には新業態店であり、座席の予約もできる「スターバックス リザーブ ストア 銀座マロニエ通り」(東京都中央区)をオープンした。大手コーヒーチェーンは、相次いで新しい取り組みをしている。
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