インタビュー
ホリエモンが「ピロリ菌検査」と「HPVワクチン」を推進し続ける真意:堀江貴文が語る「予防医療」(8/8 ページ)
ホリエモンこと堀江貴文が「予防医療」の必要性と意義を語る――。今回は「ピロリ菌検査」と、子宮頸がんを予防するための「HPVワクチン」を推進し続ける真意について。
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政治家を味方に付けるしかない
鈴木: マスコミはどうですか。マスコミが私たちの声を取り上げてくれない件に関しては。
堀江: この間、HPVワクチンの件で厚生労働省で記者会見をやったんだけど、全然ニュースにならなかった。僕たちは参議院選挙に立候補している政治家全員に、HPVワクチンの積極的な勧奨再開に対して賛成か反対かというアンケートをとってその結果を公表しました。だけど、あまりにもデリケートな問題すぎて、「火中の栗を拾いたくない」ということであまり大々的には報道されなかった。本当にみんなリスクを取らない人たちばかりだな、と思ったけど、僕はあの手この手でマスコミや政治家に訴えていくしかないと思っている。
だから僕もこういうイベントに来ているし、これはとても重要なこと。「防げるがんを防がない」のは明らかに政治の「不作為」だと思っています。
鈴木: その通りです。だからあとは実際に打つ人を増やすしかない。僕は筑波大から来たのですが、つくば市は科学者の娘さんが結構多くて、最近少しずつワクチンの接種率が上がってきました。ところが、あろうことかそれを知った某市議会議員が、市議会で「HPVワクチンは百害あって一利無し」と意見を述べたのです。そういう議員もいるので、そういう人に対しては、科学的に正しいことをどんどん発信したほうがいい。だから、政治家を味方に付けるしかないという結論です。
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