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ローソンが元日休業にチャレンジ 都心を中心に全国100店舗規模で:加盟店を中心に実施
ローソンが元日休業を実験的に行う。都心を中心に全国100店舗規模で実施。休業の形態は店舗によって異なる予定。
ローソンは2020年1月1日、店舗休業を実験的に行う。都心を中心に、全国100店舗規模で行う予定。10月9日に開催された第2四半期決算発表説明会で、竹増貞信社長が発表した。
店舗休業は、直営店ではなくフランチャイズ加盟店を中心に行う予定。本部が実験参加を呼びかける。竹増社長は「さまざまなロケーションを試すには、100店舗程度あったほうがいい」と説明した。
店を閉じる時間帯は一律ではない。1日中休む店舗もあれば、6時間だけ休む店舗も出てくる可能性もある。どのような形で休業してくのかは、加盟店のオーナーと相談して決めていく。都心部のオフィス街では元日にほとんど来客がないケースもある。こういった店舗では、オーナーから「店舗を開ける意味があるのか」という声があがっていた。「元日営業の役割を全店が背負わなくてもいいのではないか」という意見もあったという。
ローソンでは10月1日現在、98店舗がオーナーの判断で時短営業を実施している。また、時短店への移行を検討している店舗が100〜200店舗あるという。横浜市では深夜省人化店舗も実験的に運営している。竹増社長は人手不足を最も深刻な課題として認識しており、元日休業もオーナーの負担を減らすための新しいチャレンジになる。
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