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セブンの「支払い額が増える」問題 店舗にある告知文が分かりにくかった:独自の説明文を掲載する店も(1/2 ページ)
セブン-イレブンが消費税の計算方法を変更した。買い物の方法によっては支払総額が増えるケースもある。事前の告知が十分でなかったと広報担当者は反省の弁を述べた。
セブン-イレブンの一部店舗に、こんな告知文が掲載されていた。
題名は「お客様へ お支払金額の計算方法の変更について」となっている。告知文の内容は「9月16日(月)よりセブン-イレブンでは、本体価格による計算に変更させていただいております。この変更に伴い、複数個を同時にお会計すると、ひとつずつお会計した場合に比べて差額が生じることがあります。ご了承ください」というものだ。
お客は混乱するかもしれない
この文章だけ読んでも、何が起きているのか分からないお客は多いかもしれない。実際、都内のある店舗では、店員が手書きしたと思われる別の説明文が貼り出されていた。説明文は、「お会計時は、商品の税抜き価格に税率8%がかかります」としたうえで、以下の計算式を記載している(表記はママ)。
「コーヒー税抜93円、税込100円」
「93円×1個×1.08%=100円」
「93円×3個×1.08%=301円」
これを読むと、「まとめ買いをすると損するんだな」ということが何となく分かる。記者も「税抜き93円、税込100円」のペットボトル飲料を3本購入してみた。すると、確かに合計金額が301円になった。計算してみると、279円×1.08=301.32円となる。小数点以下を切り捨てて301円になったわけだ。
もし、300円しか持っていないお客が来店したらどうなるだろうか? 母親から「3本買ってきてね」と300円を手渡された小さい子どもは、会計の際にびっくりしてしまうかもしれない。
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