ニュース
9月の売り上げ大幅増 マツモトキヨシHDが増税前のまとめ買いセールで:駆け込み需要をゲット
9月に消費増税前のまとめ買い需要が発生した。マツモトキヨシホールディングスもその恩恵を受けた。どの程度既存店の売り上げがアップしたのか。
マツモトキヨシホールディングス(HD)は、ドラッグストア「マツモトキヨシ」を含むグループ既存店における9月の売り上げ伸び率(前年同月比)を発表した。増税前の駆け込み需要に対応するため、まとめ買いセールを実施したことなどが影響し、既存店の売上高は前年同期比21.8%増となった。
広報担当者によると、前回の増税時にも同じような駆け込み需要が発生。増税前の月には売上高が大幅に伸びたという。また、「10月には反動が出るだろう」とコメントした。マツモトキヨシHDが運営する店舗数はグループ全体で1654店(19年6月末現在)。
関連記事
- セブン「1000店閉店、移転」はドミナント戦略の限界か
セブン-イレブンが2019年下期以降、1000店舗を閉店・移転すると発表した。街中にコンビニがあふれているので、「そりゃあそうだろう。ちょっと減らしたほうがいいよ」と思われたもしれないが、筆者の窪田氏は違う見方をしている。それは……。 - スーパーの「アピタ」と「ピアゴ」がどんどん“ドンキ化” 一方で住民から不安の声も
スーパーの「アピタ」と「ピアゴ」が“ドンキ化”している。運営会社は2022年をめどに、約100店舗を業態転換する方針だ。その一方で、生まれ変わる予定のアピタ岐阜店の周辺住民からは不安の声が出ている。 - 「100円×3個=301円」問題でセブンが公式に謝罪 見習うべきは「イオン方式」か
「税込100円×3個=301円」問題で混乱が起きたセブン。お客が困惑した根本原因は事前告知が不足していたことだ。ただ、イオンが採用する価格表記を採用する道もあったかもしれない。 - 「なぜ売れるか分からない」 ドンキ化したファミマの人気商品に幹部が困惑
ドン・キホーテのノウハウを取り入れた共同実験店が6月にオープンした。店舗の売れ筋商品を分析したところ、ある商品が上位に食い込んだ。ファミマの幹部は「なぜ売れるのか分からない」と原因を分析しきれていない。 - 価格がコロコロ変わる! ビックカメラが「電子棚札」を導入したら何が見えてきたのか
ビックカメラでは自動で価格が変わる「電子棚札」の導入を進めている。全店に展開する予定で大手チェーンでは珍しい動きだ。実際に導入してどんな効果が出てきたのか、店舗に行ってみた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.